慢性疲労症候群
- 十分に休んでも疲労感が抜けない。
- 筋肉痛や関節痛みが頻繁におこる。
- 集中力がない。
- 睡眠が浅く寝れない。
- 微熱が続く。
皆様、このような症状でお悩みではないでしょうか?
これら慢性疲労症候群の症状は、病院で処方される薬や市販薬で一時的には改善することがありますが、何度も再発することが大変苦しく、悩ましいところです。
(薬による治療は対処療法であり、一時的に症状を緩和するものであり、根本的な治療法ではありません)
慢性疲労症候群はなぜ起きるの?|足立区谷在家のすずき整骨院
これら慢性疲労症候群と呼ばれる原因はよくわかってはいませんが脳機能の障害とだけは言われています。しかしこれらの原因を探っていくと最終的に「自律神経の乱れ」が根本の原因になることが分かります。
・自律神経とは?
体を自動的に健康な状態に保つためのシステムです。
脳の精神機能、内臓の働き、血液やリンパ液の循環、呼吸、体温調節、ホルモンバランスなど、さまざまな機能を自動的に調節し、良好な状態を維持しています。
自律神経を乱すきっかけは、ストレスにより全身の筋肉が疲労を溜め込んで凝り固まることです。目に見えないストレスが持続すると、自律神経のバランスが乱れ、筋肉が硬くなります。硬くなった筋肉は血管を圧迫し、血流が悪くなることもあります。同時に、胃腸の働きも悪くなり、栄養の吸収率が低下します。体全体に栄養を供給し、疲労を解消する働きが妨げられるため、疲労がますます蓄積され、身体が不快な状態になる悪循環が生じます。この状態は交感神経過緊張状態と呼ばれます。
問題なのは、脳がこの状態を記憶してしまうことです。脳は悪い状態を記憶することで、それが普通の状態だと認識してしまいます。そのため、一度良い状態を作っても脳が元の悪い状態に戻そうとしてしまいます。
だから、慢性疲労症候群の症状がなかなか解消しないのです。
また、そのほかに自律神経を乱してしまう理由があります。
①ストレスの多い生活
②良くないお身体の使い方(体のゆがみ・骨盤のズレ)
③運動不足
④偏った食生活
⑤睡眠不足
これらが自律神経の乱し、お体の不調は起こしてしまう原因と考えおります。
①ストレスの多い生活とは?
まずストレスは大きく分けて肉体的ストレス、精神的ストレス、感覚器ストレスに分けることができます。簡単に説明すれば肉体的ストレスは仕事やスポーツなどで筋肉が直接受けるストレスです。精神的ストレスとは「対人関係」や、「嫌なこと」、「嫌いなこと」などの心理的負担のことです。感覚器ストレスとは、「熱い」・「冷たい」・「寒い」・「痛い」などの皮膚感覚が感じるモノ、また、「視覚」・「聴覚」・「味覚」などが受けるストレスのことです。ここで大事になることは、これらのストレスかかり続けると、筋肉に疲労として溜め込まれるということです。
②良くないお体の使い方
私たちは生活の中で左右均等に筋肉がつくような生活や筋力トレーニングを行っていけばいいのですが、ほとんどそのようなことを意識して生活はしていません。
例でいえば、今日は右でお箸を使い、明日は左でお箸を使ったり、偏って足を組んだりして座ったり、いつも同じ手でカバンをもったりと、同じ使い方を続けてしまいがちです。
このような長年の偏った体の使い方や、もともと持っている骨格的な遺伝、出産による急激な体力の低下により、筋肉がついてしまった方に骨盤あたりから左右どちらかに体が引っ張られていき、骨盤のズレ・体の歪みが発生してしまいます。
このことにより、体はいつも地震が起きる状態になり、筋肉はいつも体を支えるために無意識に細かく働き続け、疲労を溜め込む悪循環が起こり、お身体の不調が発生してしまうのです。
③運動不足
皆様忘れていることがありますが、私たち人間は動物です。
動物とは「動くもの物」と書きます。
動物は動くことによって健康な体を維持できるように作られています。
体を動かしているのは筋肉です。筋肉には役割があります。
全身の関節や骨を守っていることと、筋ポンプ機能があり血液の流れ(血流)をよくする役割があります。
車で言うならば血液はガソリンです。車はエンジンにガソリンが常に供給され続ければ機能が最大限発揮されます。
人の体も同じで筋肉が柔らかく力強ければ血流もよく,全身にしっかりと血液が供給されるので、脳機能の自律神経の働がよく働き健康なお身体が維持され続けているのです。
ところが運動不足で筋力の低下が起これば関節にかかる負担が増えていきヘルニアや脊柱管狭窄症などが起こりやすくなることと、筋ポンプ機能が低下し脳にしっかりとした栄養が送ることができなくなり自律神経の働きが低下することで様々な不調が発生してしまうのです。
車のエンジンもガソリンの供給量が少なくなれば、車としての能力が低下するのと同じです。
④偏った食生活
私たちの身体は「食べたもの・飲んだもの」で100%できています。
それは素直に体に現れます。
5代栄養素である糖質(炭水化物)脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルをバランスよく取っていればいいのですが、インスタント食品や食品添加物の多い食事、過食、糖質(炭水化物)の多い食事、水を飲まない生活習慣、アルコール、ジュース、コーヒー、お茶をよく飲む、などの食生活を送っていれば脳(自律神経)の機能と筋肉の維持に欠かせない栄養素が不足してしまうことで、自律神経の機能低下と、硬い力のないスジのような筋質になってしまい、簡単にストレスに負けてしまう疲れやすい体になってしまうのです。
⑤睡眠不足や質の低下
自律神経の働きがよいと時、疲れた体を質の良い睡眠で疲労がたまった状態から、疲労が抜けている健康な状態に戻すことで、次の朝、目覚めたときにはスッキリとし元気に動くことができます。
つまり疲労が溜り、硬く凝ってしまった筋肉を柔らく力強い状態に戻しています。これは人間以外の動物でも同じです。
自律神経は女性の場合は成長期の終わりの16歳。男性は20歳の頃が最も働きがよいと考えます。
このころは、ほとんどの方は寝たら次の日は元気だったと思います。
ところが「体力の低下」・「日常生活のストレス」・「栄養の不足」により、自律神経の働きが悪くなると「睡眠時間の不足」や、「睡眠の質の低下」が起こり、疲労が抜けず、疲労がたまる悪循環から抜け出せなくなるのです。
こうした5つの原因が、複合的に重なって自律神経の乱れが起こり、慢性疲労症候群のお体の不調が発生してしまうのです。
慢性疲労症候群の治し方|足立区谷在家のすずき整骨院
本来誰もが持っている体を自動的に健康にしている自律神経の働きを良くし、自己治癒力を高め、骨盤・骨格を整えることで症状を根本改善に導いていくベストな施術法だと考えております。
すずき整骨院のWBTバランス整体はまずしっかりと問診・検診を行い、あなたのお身体の不調の原因は何なのかをしっかりと把握するところから始まります。
具体的にはバランス検査による、現状の「骨盤・骨格の歪み」と「筋肉の状態」・「関節の可動域検査」や「仕事環境」・「睡眠時間」・「栄養状態」・「腸内環境」など日々の生活についても問診を行っていきます。
そうして様々な角度から原因を探りながら
あなたのお身体の不調の根本的な原因へアプローチをする治療を組み立て、自律神経を整え慢性疲労症候群の症状の改善を行ってまいります。